2023那覇ハーリー3日間レポート、4年ぶりの開催に感無量!
4年ぶりの開催となりました、第49回那覇ハーリー。2023年5月3日、5月4日、5月5
日の3日間、那覇新港ふ頭で開催されました。
「ハーリー」は、県内各地で旧暦のユッカヌヒー5月4日(新暦6月21日)に開催される、
豊漁や海の安全を願う祭り。
その中でも「那覇ハーリー」は最大規模を誇り、ゴールデンウィーク期間中に開催されてお
り、沖縄観光を楽しみながら文化体験することができるチャンスです。
初日の5月3日には那覇市内の中学生による学校対抗戦が行なわれ、5月4日には「那覇ハ
ーリー体験乗船」を実施、身長100センチ以上なら、一般の人もハーリー船に乗って雰囲
気を楽しむことができます。最終日は、青年会や企業団体などグループによる真剣勝負。最
後に伝統的な衣装でハーリーウタ(歌)を歌いながら港内を回遊する儀式「御願(うがん)
バーリー」、那覇、久米、泊の地域の3艘が港湾を往復・競漕する「本バーリー」が行われ
ました。
沖縄テレビ主催のステージイベントも開催。ミュージックライブのほか、最終日の5月5日
には音楽に合わせて打ち上げ花火が行われます。
今年は、県内各地で活躍するキッチンカーも多数来場してイベントを盛り上げていました。
2019年以来、4年ぶりとなる那覇ハーリーは、多くの人で賑わっていましたよ!
【第49回 那覇ハーリー】
開催日: 令和5年5月3日(水)、4日(木)、5日(金)
開催場所: 那覇港新港ふ頭
催事日程
・5月3日(水) 那覇ハーリー競漕 (中学校・PTA・地域団体)
・5月4日(木) 那覇ハーリー体験乗船 (身長100㎝以上の方が対象。乗船料1人100円。)
受付時間 10:45~12:00、12:45~15:00
・5月5日(金) 那覇ハーリー競漕及び伝統行事 (一般ハーリー・御願バーリー・本バーリー)
・5月3日(水)~5月5日(金) 陸上イベント:飲食・物販出店、ステージイベント、花火(最終
日5日(金)のみ)
主催:那覇ハーリー実行委員会
主管:那覇市、那覇爬龍船振興会、沖縄テレビ放送株式会社、一般社団法人 那覇市観光協会
GRGホテル那覇東町近郊で開催の厳選イベントレポート♪
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
目次
1.那覇ハーリーの歴史
2.那覇ハーリー初日を楽しむ
3.那覇ハーリー二日目を楽しむ
4.那覇ハーリー最終日を楽しむ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.那覇ハーリーの歴史
那覇ハーリーは、14世紀に中国から沖縄に帰化した久米三十六姓が伝えたという説や、長
浜太夫という人が南京で爬龍船を見て、帰国後まねて造り、那覇港で競漕したという説など
諸説あります。琉球王国の国家的行事として栄えましたが、廃藩置県(1879年)で琉球王
国がなくなったことにより、廃止されます。その後は地域の行事として一時期復活するも、
1928年(昭和3年)を最後に競技は途絶えてしまいました。
本土復帰記念事業として1975年の開催された沖縄海洋博を機会に復活し、その後は沖縄を
代表する行事になりました。
那覇ハーリー会館では、ハーリーの歴史をひもとくことができる歴史年表や衣装、爬龍船展
示などを見学できる施設です。事前にご連絡いただければ、ガイド案内もあるそうなので問
い合わせてみてください。
那覇ハーリーが近くなると、エントリー団体には事前予約で実戦練習をすることができま
す。この日は、地元の中学生の練習が行われていました。
2.那覇ハーリー初日
いよいよ初日、10時から始まった開会のご挨拶。
主催の那覇市を含めて、関係者が集まる中で4年ぶりの開催が宣言されました。
人はまばらですが、飲食をゆっくり楽しむなら初日と二日目の午前中からお昼過ぎがおス
スメです。
初日の見所は、ちびっこ相撲。
かわいい力自慢が押し合いへし合いしながら懸命に力を振り絞る姿に親心が芽生えますw
お父さんたちの指導にも力が入りますね。
中学生の部、高校生の部と力自慢も本格的に。身体がぶつかり合う音も、全然違ってきまし
た。
ハーリー競漕では、那覇市内の中学校参加による学校対抗戦です。
トーナメント形式なので白熱の競漕に、家族の声援もひときわ大きくなります。
各学校の応援合戦も見どころですよ。
3.那覇ハーリー二日目
二日目のハーリー会場は、一般の方に乗船料100円で体験乗船していました。
前もってお問い合わせが確実ですが、多少並び待ちが可能なら当日でも乗船可能です。なか
なか船を漕ぐ体験も珍しいので、お子様連れの方はぜひおススメですよ。
ステージや出店、キッチンカーと楽しく過ごせるアトラクションも満載。
巡視船おきなわの公開乗船も行われていました!
4.那覇ハーリー最終日
最終日の職域レースが終わった後には、いよいよ御願(ウガン)バーリーと本バーリーが始
まります。これぞ、那覇ハーリーの醍醐味ですのでぜひご覧ください。
御願(ウガン)バーリーは、1槽づつがコースを周回しながら、荘厳なハーリー唄を歌い、
船の上で空手演舞を披露、旗振り役、鐘打ち、漕ぎ手は息を合わせながらゆっくりと船を進
めていきます。円を描く様にコースを回遊する間、海の神様に航海安全、大漁祈願や地域の
発展を祈願することで祭祀としての役割を務めます。
祭祀行事の後には、いよいよ一本勝負のハーリー競漕、往復600メートルの海上コースを
黒/泊(琉球)、緑/那覇(大和)、赤/久米(中国)を代表して競い合います。
一般職域と本バーリーの表彰式が行われ、歓喜のうちに那覇ハーリーは閉会となりました。
地域の行事が、このように盛大に行われると本当にうれしいものですね。
しばらく中断してしまいましたが、やっとこうやって大きな地域交流ができるようになっ
たことは喜ばしい限りです。
夕暮れの男たちの背中がまぶしく、輝いていました。
ステージでは、きいやま商店さんが大観衆を前に大盛り上がり♪
ハイテンションのまま最後は、フィナーレの花火です。
いよいよ、最終章は花火。
20時の開始まで、サンセットと夜の波止場を楽しみながらの待機。
この日は風が心地よく、ゆったりと時間を楽しむことができました。
花火があがると大歓声が上がり、久しぶりにお祭りを楽しむことができました。
たくさんの人が集まって観ることのうれしさと大切さに感謝しました。
那覇ハーリーの三日間、いかがでしたか?
ぜひ、一度は那覇ハーリーや地域行事に合わせて沖縄観光をお楽しみくださいね。
GRGホテル那覇東町から那覇ハーリー会場までは、タクシーで10分程度。
その他、お問合せはスタッフまでお声かけください。